☆ミルク調乳に関する注意点

2016年1月 5日 (火)

ミルクの調乳濃度について。

ミルク缶添付のお匙で粉ミルクを摺り切り1杯に対し、70℃以上のお湯を15ml程度注ぎます。次に湯冷ましを少量入れ、温度を下げます。
お湯と湯冷ましを足して全量が20mlになるようにします。
これが基本の調乳濃度です。(大体13%とされています。)
ということは、40mlのミルクであれば、摺り切り2杯の粉ミルクと70℃以上のお湯30ml
程度注ぎ、湯冷ましを足して全量が40mlになるようにします。

「何を当り前のことを!」ですって?
それがね、そうでもないことが、ちょいちょいあるようなのですね。
ん?意味が解らないって?

おっぱいの分泌がまだ追いつかない状態をクリアするには、頻回直母が基本ではありますが、止むを得ずミルク補足が必要な場合もあります。
不本意であったとしても、赤ちゃんの発育のためには必要なので、そこは受け入れて頂きたいです。
また、行きがかり上、途中からミルクの1回量が増やさなくてはならないこともあります。
その際、ちょいちょいあるミスが、お湯と湯冷ましの量だけ嵩増やして、粉ミルクの量をそのままにしてしまうというパターンです。
そんなうっかりミスをするとどうなるのか?
・・・赤ちゃんがひとつも育たなくなります。
いくばくかの粉ミルク入り白湯ではあっても、メッチャ薄いミルクになりますので、栄養素の吸収率が低下するのか、本来の濃度の時よりも、発育ペースがガタ落ちになってしまいます。
あまりにも当り前なことですが、注意が必要ですね。

2014年5月20日 (火)

ミルクの調乳に外国製ミネラルウオーターはNGです!

昨今は地域によっては水道水の水質が悪く、混合栄養・ミルク栄養で赤ちゃんを育てておられるお母さんは、浄水器のお水でミルクの調乳をしておられることも少なくないと思います。
浄水器のお水を使用する際の注意点として、出始めのお水は雑菌が多いので飲用すべきでないことはよくご存知だと思います。

そうではなく、買ってきた外国産のミネラルウオーターを使用して、ミルクの調乳をすることは良くないのですが、それってご存知でしたか?
殆どの国産のミネラルウオーターは軟水ですから硬度は水道水と変わらないのでいいのですが、外国産のミネラルウオーターは、ミネラルを多く含む硬水なので、調乳するとミネラルバランスが崩れて、赤ちゃんの内臓に負担がかかったり、喉の渇きが激しくなったり、栄養分の吸収率が悪くなるおそれがあるのですね。
国産のミルクは国内のお水を使用して調乳することを想定して製造されています。
なので、外国産のミネラルウオーターを使用して、ミルクの調乳をすることは差し控えていただきたいと思います。

赤ちゃんには外国産のミネラルウオーターを飲ませるのも控えた方がいいですよ。

2014年5月14日 (水)

サカザキ菌は、日本国内にも居ますから!

2008年秋話題になりましたが、もしかしてご存知ない方がいらっしゃるかもしれないので、記事にします。
エンテロバクター・サカザキ菌という細菌は、日本では死亡例などの恐ろしい症例は出ていませんが、国内でも粉ミルク製品の7%はサカザキ菌混入の危険性があるとか。
かつ、現段階では、粉ミルクを無菌化することは難しいようです。

そういえば、その頃からだったと思いますが、厚生労働省も「粉ミルクの調乳温度を従来の50℃から、サカザキ菌が死滅する、70℃に湯温を高くするように。」との、通達を出してます。
ということは、昔々市販されている調乳ポットは確か50℃だったから、使わないほうが安全なのかなぁ。(フリマで調達しようとしている方、中古品を購入予定の方は、表示に注意ですぞ!)
70℃ってかなり熱いです。
熱傷に注意ですね。
そのまま飲ませたら赤ちゃんは確実に口腔内熱傷となります。
冷ます手間がかかりますが安全第一です。
混合栄養の赤ちゃんのお母さんは気をつけてね。

2013年6月 5日 (水)

哺乳瓶の消毒はいつまで?

ミルクや搾乳の補足を哺乳瓶でしていらっしゃるお母さんにしてみれば、一度は心に浮かんだ疑問だと思います。
「哺乳瓶やシリコン乳首の消毒っていつまですればいいのかな?」

抵抗力に懸念のある新生児や入院中の赤ちゃんはともかく、自宅に帰られた健康な赤ちゃんの場合は、瓶哺乳中ずっとというわけではありません。
早くみて拳骨や手に持ったおもちゃを舐め舐めするようになる頃、遅くみてずり這いをする頃には不要になるかと存じます。

「消毒を止めたら雑菌でおなかを壊したりしないかな?」という心配はあるでしょうが、月齢の進みと共に、赤ちゃんはそれなりに抵抗力も身につきます。
哺乳後は速やかに洗剤を使って綺麗に洗って濯ぎ、しっかり乾燥させれば、おなかを壊すような雑菌が繁殖することは、まずもって無いでしょう。
強いて気をつけるとしたら、洗浄に使用する哺乳瓶ブラシ、特にスポンジタイプのものは、雑菌の巣になり易いので、使用後は綺麗に洗って濯いだ後、日光の当たるトコロに干して乾燥させるか、家屋の構造上それが難しければ、除菌効果のある洗剤を含ませておくのも一手です。

2013年6月 3日 (月)

ミルクの調乳に外国製ミネラルウォーターはNGですよ。

昨今は地域によっては水道水の水質が悪く、混合栄養・ミルク栄養で赤ちゃんを育てておられるお母さんは、浄水器のお水でミルクの調乳をしておられることも少なくないと思います。

浄水器のお水を使用する際の注意点として、出始めのお水は雑菌が多いので飲用すべきでないことはよくご存知だと思います。

そうではなく、買ってきた外国産のミネラルウオーターを使用して、ミルクの調乳をすることは良くないのですが、それってご存知でしたか?

国産のミネラルウオーターは軟水ですから硬度は水道水と変わらないのでいいのですが、外国産のミネラルウオーターは、ミネラルを多く含む硬水なので、調乳するとミネラルバランスが崩れて、赤ちゃんの内臓に負担がかかったり、喉の渇きが激しくなったり、吸収率が悪くなるおそれがあるのですね。
国産のミルクは国内のお水を使用して調乳することを想定して製造されています。
なので、外国産のミネラルウオーターを使用して、ミルクの調乳をすることは差し控えていただきたいと思います。

赤ちゃんには外国産のミネラルウオーターを飲ませるのも控えた方がいいですよ。

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