☆フォローアップミルクは不要!

2013年8月24日 (土)

「貧血の赤ちゃんにはフォローアップミルクをあげましょう!」ですって?

<ご相談内容>
我が子は9ヶ月になります。
今まで完母です。
先日病気のため採血をしたら鉄欠乏性貧血になっていることが判明し、鉄剤を内服しなければならなくなりました。
その際、こともあろうに小児科ドクターからフォローアップミルクをあげるよう指導されました。

周囲のママ友数人に事情を説明&相談しても、「当然あげるべきよ!」と、フォローアップミルクを勧められました。
保育園に先生にも薬局のおばちゃんにも実家の母にも説明&相談しましたが、私がフォローアップミルクをあげることに今イチ踏ん切りがつない気持ちを伝えると、口裏合わせをしたかのように、フォローアップミルクを勧められます。
どうしたらいいですか?

<SOLANINの回答>
う~む。
どうしたらと言われても、お子さんは鉄剤を内服されるのですよね?
であれば、それで問題解決(この場合、鉄欠乏性貧血の改善のための治療が開始したってこと)の糸口が掴めているわけですよね!

そもそも、お子さんの鉄欠乏性貧血の治療をする小児科ドクターがそんなこと(=フォローアップミルクを勧めること)を指導するのがおかしいのよね。
だから、相談者さんは迷っちゃうのでしょうね。
小児科ドクターの指導のインパクトは大きいものね。
その気持ちが全く分からないではありませんよ。

ただ、キツい表現で恐縮ですが、敢えて言わせていただきます。
ママ友や保育士さんや実母さんに相談するのは結構ですが、本当の意味でフォローアップミルクがどういう代物なのかよく理解出来ていない(であろう)方々に相談しても、薬局のおばちゃんのセールストークを越える内容を聞かせていただけるわけがないと思いますよ。

しかも、お子さんは9ヶ月ですよね?
今、そしてこれからお母さんとしてやるべきことの本筋は、治療をしっかり受けて、おっぱいも惜しみなくあげて、離乳食を工夫して進めることではありませんか?
それをフォローアップミルク飲ませてどうにかしようなんて・・・
違うと思いますよ。
どうか冷静になってください!
これまで当ブログで得た知識、相談者さんにはきっと沢山あると思います。
それを活用するのならともかく、今になってブレてどうするの?
SOLANINは悲しくなりました。

2013年3月16日 (土)

某育児雑誌のフォローアップミルク推奨の記事を読んで。

プ●ジ●ン●べ●ーという月刊誌に、フォローアップミルク(以下Fと表記します。)をお勧めするような論調の記事が掲載されていたと当ブログのコメント欄で教えていただいたので、「どんなことが書いてあるのかな?」と興味が湧き、早速購入してみました。
結論から申し上げますと、Fに関する記事内容について、じっくり何度も読み直しましたが、どう考えてもミルク屋さんのF販売担当部門への援護射撃をしているとしか、考えられませんでした。
某有名大学医学部の偉いドクターが、ご自身肖像写真入りで記事を書いていらっしゃいましたので、インパクトはあったですね。

確かに離乳食が開始する時期以降の赤ちゃんには、鉄が必要なのは分かります。
乳幼児期の鉄欠乏には精神運動機能の発達が遅れる危険性があることも、当ブログでは過去記事に書いておりますし、読者のみなさんも充分に認知されているかと思います。

一般的におっぱい星人の離乳食は少食傾向で尚且つ進みはゆっくり傾向があることは、ご経験されている方も多いとは思います。(もしも「ウチの子はおっぱい星人だけど離乳食はかなりしっかり食べてくれているなぁ。」という印象であれば、それはそれでラッキーだったなぁと思ってくださればよろしいです。)

また、育児用粉ミルクを飲ませておられるお母さんであっても、「ウチの子はミルクっ子なのに、離乳食は少食で・・・」と悩んでおられる方も居られるかと思います。

しかし、いずれにせよ、明らかに鉄欠乏が心配される状態で、精神運動機能に問題が出てきているのでは?という場合、Fを飲ませてどうにかしようとするのではなく、まずは信頼できる小児科を受診され、診察や検査をしていただき、必要な治療をするのが先決でしょう。
そうではなく、あくまで鉄欠乏にならないようにするための転ばぬ先の杖として、Fを与えることを推奨するのであれば、わざわざおっぱいや育児用粉ミルクから切り替えてまでFを与えることに、いかほどの効果があるのか?というデータをミルク屋さんから提示されないことには、切り替えの判断の目安としてフェアではないと考えますが、多分・・・それは無いでしょうね。

念のため某ミルク屋さん関連のサイトを確認してきましたが、上記の雑誌とは異なるある高名な小児科ドクターが、「離乳食がまだ進まないうちに、母乳や育児用粉ミルクに代えてFをあげるのは間違い。」「母乳の子が(Fを)喜んで飲めば与えてもよいかもしれませんが、一般に母乳育ちの乳児はFを含めて粉ミルク自体をあまり飲みたがりません。鉄分の補給は赤身の肉・魚・卵黄等を離乳食で摂取しましょう。」と、解説しておられました。
至極真っ当な解説だと感じました。
と同時に、コメント場所が場所だけに、「気骨のあるドクターだな。」と敬意を表します。

特に育児用粉ミルクに含有される鉄の量とFに含有される鉄の量は各社若干の差がありますが、最近販売されている商品の成分表によりますと、各製品を白湯で規定濃度に溶解したと換算して、育児用粉ミルクはおよそ0.8mg/dlであり、Fはおよそ1.0mg/dlでした。

多いことには違いないですが、やはりキャッチコピーから得られるイメージほどの差ではないと感じました。

栄養方法に関わらず、「何が赤ちゃんのためになるのか?」ということを、お母さんは冷静に判断していきましょうね。

2013年3月15日 (金)

他サイトのフォロ―アップミルク礼賛に惑わされないでね。

<ご連絡いただいたこと>
先日ミ○シ○の方でフォローアップミルク(以下Fと表記します。)についてのトピックがあったので、「要らない。」とコメントしたら、見事に反論されました(;´Д`A
「あげないと寝てくれないんだもん!」と。

しかも「ココはFについてのトピックだから、反対派は書き込まないで。」とも…(-_-;)

うーん。

さらに強烈だったのは最強母乳外来の某読者さんからも「わたしも読者だけどFをあげてますが、何か?」というコメントがっ。

「読者ならFが赤ちゃんにはよくない&不要なものと記事で学んでいる筈なので、尚更あげたら駄目でしょ~が!」とツッコミたくなりました。
もう救いようがないです。(涙)

<SOLANINからひとこと>
どうもFに関しては深くて暗い闇があるようです。
他サイトでは性懲りも無く、F礼賛ちっくなスレがバンバン立っています。
ミルク屋さんの陰謀ではないか?というくらい。(汗)
SOLANINとしても、正しい知識を普及させたいのは山々ですが、返り討ちに遭っては大変ですから、無理なさらないでね。
私はミルク育児を否定する気はさらさら無いのですが、個人的に許せないのは、「Fは安いから、家計が助かるのよね。」という理由であげておられる場合です。

愛する赤ちゃんのカラダに負担をかけてまで切り詰めなくてはならない家計って、どんな家計なのでしょうか?
貧しくても、そこは切り詰めちゃあいけないですよ。
よくも恥かし気もなく、しゃあしゃあと言えたものです。
それってまるで、やり過ぎた事業仕分けじゃないですか!違いますか?

このほか、「大きくなった赤ちゃんには鉄分とたんぱく質が多く必要だから良いモノに決まっている。良いモノでなかったら販売している筈が無い。」と頭から決めつけて、Fがどんなものなのか検証しようとしないお母さんも世間にはゴマンと居られるってことなのでしょうね。

どうかご自分がメーカーの流すキャッチコピーに踊らされていることに気がついて欲しいです。
これまでご自分のしてきたことを否定されて逆上される心理は分からなくもないですが、そこはお母さんとして一旦冷静になっていただいて、当ブログの過去記事に書いていることが事実かどうか検証してみられる行動力を持っていただきたいですね。

そうすれば黒白ハッキリとカタが付きますからね。

理性的な行動力を持っていらっしゃる方は、もちろん他サイトのお母さんにも少なからず存在することを私は知っています。
そういう方はきちんとご自分で検証され、当ブログの読者さんに登録され、熱心に過去記事も読んでおられます。
そして、途中からとはいえ、「何が正しいのか気が付きましたから。」と、きっぱりFを止めて赤ちゃんの健康に配慮しておられます。

「どうせなら、赤ちゃんにはより良いことをしてあげたい!」と願うのは、お母さんとしての本能のようなもので、栄養方法に関わらずだと思いますが、F擁護派のお母さんは、そうはお考えにならないのでしょうか?

その点がとても心配です。
しっかし、当ブログの読者さんの中にもFをあげている方が居られると聞いて、正直言ってビックリしました。
なんでだろう?
ご自身に都合のよい記事だけを、“つまみ喰い”しているのでしょうか?

「最強母乳外来の読者ですが、Fをあげてますが、何か?」ってレスはどうみても逆切れですやん?
悲しいですわ。
「付ける薬が無い!」というのは、こういうことを指すのでしょうね。

追記:厚生労働省が2007年に出した『授乳離乳の支援ガイド』のダウンロードは下記からできるようにURLを貼り付けました。http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T20110307N0091.pdf#search=' 厚労省、授乳離乳の支援ガイド'のP42の27行目から、「Fは、母乳または育児用ミルクの代替品ではない。必要に応じて(離乳食が順調に進まず、鉄の不足のリスクが高い場合など)使用するのであれば、9ヶ月以降とする。」と、記載されていますが、それがF推奨派の方には、「9ヶ月になれば、わざわざ切り替えてでも飲ませるべきもの」という風に解釈されるということなのでしょうか…

WHOでも、1975年には、「Fは乳児の食物の液状部分として使用する食品」と定義しています。
Fは食品であり、育児用粉ミルクではないのです。

WHOの定義(つまり世界標準)が36年を経た現在の我が国で未だに周知徹底していないということは、ある意味とても嘆かわしいことであり、同時にミルク屋さんの営業がいかに凄まじいかということを物語っているかということなのでしょうね。                               (2011年4月2日)

2013年3月14日 (木)

フォローアップミルクの6・9戦争って知っていますか?

あれは1988年頃だったかと思います。

それまではフォローアップミルク(以下Fと表記します。)を与え始める時期(育児用粉ミルクからの切り替え時?)は9か月からとされていました。(これは今でもミルク屋さんのキャッチコピーだから、大抵の方は知っていますよね?)
あ、誤解無きよう申し添えますが、Fは不要ですからね。
この記事では故事として申し上げているわけです。

ところが、S○Aというメーカーが、いきなり6か月から飲めるFというのを販売し始めたのです。

それに引きずられて、M永、Y印が、早期化の波に乗り遅れまいとして、次々に6ヶ月から飲めるFを販売し始めたのです。(確かM治とW堂は9ヶ月グループだったと思います。)

ただ、さすがにミルク屋さん主導のこのブーム(?)には、
「Fは母乳や育児用粉ミルクの代替え商品ではない。」
「そもそも離乳が順調であれば必要性のないものである。」
「6ヶ月からではかえって栄養バランスが悪くなる恐れがある。」
例えば育児用粉ミルクに含まれる銅や亜鉛といった微量元素が全く含まれていないし、たんぱく質が多過ぎる。」
「離乳食がまだまだの6ヶ月頃に切り替えるのはあまりに早過ぎではないか。」という意見が小児科ドクターや赤ちゃんのお母さんたちから多く噴出したそうです。

1995年には、それ以前よりも乳児のたんぱく質所要量が減量されたため、6ヶ月からFに切り替えてでも乳児のたんぱく質摂取量をシャカリキになって確保しようという風潮も収まり、離乳食3回食開始となる(←恐らくこれは最短としてでしょうね。)9ヶ月頃から使用するもの的な取り決めが世間のスタンダードみたいになって、現在に至ります。

しかし、1990年に日本小児栄養消化器病学会は、「Fには乳児期の栄養法としての必要性は認めない。」と宣言しています。

くれぐれも記事の読み飛ばしや早とちりして、「ええっ!Fって飲ませるべきなのか?」などと間違えないようにしてくださいね。

余談ですが、とある育児相談の場で「完ミですが、離乳食が進まなくて、困っています。」という赤ちゃんのお母さんからのご相談があり、よ~く聞いてみたら、Fのガブ飲みが原因だったという事例もあるそうです。

2013年3月13日 (水)

フォロミを飲んだらアタマの良い子になる?

『最強母乳外来』の読者さんで、暫く前にかかりつけの小児科ドクターから「フォローアップミルク(以下Fと表記します。)は飲ませてあげてね。アタマの良い子になるから。」とアドバイスされたお母さんがいらっしゃいました。

普段掛かりつけでお世話になり、診断にも治療にも全幅の信頼を寄せておられるようで、それだけにこの発言には困惑されたようで、「ホントでしょうか?」と問い合わせてこられたのです。(汗)

以前にも記事の一節で述べましたが、現代の医学部・看護学部で母乳育児について、真っ当な講義がある大学はほぼ皆無です。
元々そういうカリキュラムがないですから。

私が知っている小児科のドクター(つまりBFHかBFHを目指している病院勤務)の方たちで大学は違えど、共通して仰ることは「小児科では病気のことは学んだけど、母乳育児に関することはほぼ皆無で、自分が持つ母乳育児の知識の95%以上は卒業後各種セミナーや文献や勤務先で学び、身に付けたことです。」ということ。

Fはあくまで離乳食における液状部分であり、育児用粉ミルクとは別物です。(つまり、育児用粉ミルクの代替え品に相当するものではありません。)

乳幼児の精神運動発達には鉄分は重要な役目を果たしますが、フツーに離乳食が摂取出来ていれば、鉄分が不足することはまず無く、また、おっぱいには吸収率の良い鉄分が含まれますから、おっぱいを止めたり減らしたりしてあげるものではないと申しておりますが、憶えておられませんかな?

こんなことを言うのもナンですが、病気の診断や治療のスキルが素晴らしければ素晴らしいほど、お母さんたちは小児科ドクターを万能化&神格化されがちです。

しかし、診断や治療のスキルと母乳育児に正しい知識を持っておられるかどうかは全く別の問題なのですね。
そもそもジャンルが違うから、イコールで結びつくものではないのですね。
第一、お薬でもないモノに効果効能をうたうことは、薬事法に抵触することなので、してはいけない筈ですね。

FのCMのキャッチコピーでも「アタマが良くなる。」なんて、絶対に言わない(言えない)と思いますよ。

2013年3月12日 (火)

ウ●メ●ズパ●クでのフォロミ論争について。

ウ●メ●ズパ●クの7~11ヶ月ルームというものがあるそうですが、そこでトピック立ててコミュニケーションを取るのだそうです。

読者さんからご連絡をいただきました。
トピ主さんは恐らく『最強母乳外来・フェニックス』の読者さんであり、その方面の正しい知識を持っていらっしゃる方なので、ルームのみなさんに正しい知識を身につけてもらえるように尽力されていたのですが、トピ主さんが責められる展開になったそうです。

「フォロ-アップミルク(以下Fと表記します。)は不要だからあげないでね。」と仰ったのだと思われますが、ルームのみなさんは「FはNGだなんてショック!」というような論調であたかもルームのみなさんがトピ主さんから被害を受けたり暴言を吐かれたかのような物言いだったそうです。
理不尽ですね。
言葉を尽くして説明しても理解してくれない方はどうしようもないですな。
子育てするならもっと意識の高いお母さんになってほしいです。
FがNGだと指摘され、逆上されたのでしょうが、それでは昔の誤った育児方法を娘さんやお嫁さんに指摘され、腹立ててるおばあちゃんと同レベルではないでしょうか?
可愛いお子さんのためにより良いことを選択するのがお母さんになった方の使命ですよね。
アタマ冷やして考えたら、その方たちも自分が何をなすべきか分かると思いますが。
ミルク屋さんが製造中止してくれたら、問題は解決するのでしょう。

でも、それは難しいでしょうね。

Fを食品の一種という正しいジャンル分けすらせず、製造中止もしないからこの20年間連綿と燻ぶり続けている問題なのですから。

そうそう、「ダメなら何で売ってるんだ?」というコメントもあったそうです。
そんなの決まってるじゃないですか!
だってもっともらしいキャッチコピー付けるだけで、手間が省けて製造コストが安いから、それなりの値段であっても、その㌧でもトークに惑わされて沢山売れるし儲かるからです。

まぁ、そう言ってしまうのは身も蓋もないですが。

2013年3月11日 (月)

何故フォローアップミルクは製造・販売されるようになったのか?

残念なことに大半の赤ちゃんのお母さん方の間では、栄養方法を問わず「9か月になったらフォローアップミルク(以下Fと表記します。)に切り替えるもの。」とまだ信じられているようです。

しかし、『最強母乳外来・フェニックス』の読者さんは「それは違うよ。」ということを既にご存知かと思います。

この記事は余談と言うか昔話なんですが、何故Fというものが発生したのかということを知っていただくことで、赤ちゃんには不要であることを再認識し、ブレないでほしいという願いのもとに書いております。

そもそもの起源は1970年代にヨーロッパで生後6ヶ月前後の早い時期から赤ちゃんに牛乳を与えるという慣習のせいで、赤ちゃんの鉄欠乏が大きな問題になっていたのです。
つまり、鉄欠乏予防のために離乳期の赤ちゃんに与える液状食品としてFは開発されたのですね。

その当時は日本国内でもミルク育児が持て囃され、乳児健診の問診では「どこのメーカーの育児用粉ミルクを飲ませているか?」と小児科のドクターや保健師さんから尋ねられたものです。(←これは当時を知る方の証言です。)

それと同時に、離乳準備食に代表される早期離乳が推奨されていました。鉄欠乏発生への予防対策としては母乳を推進することや離乳食の工夫で改善できることなのに、敢えてそれには触れられませんでした。

繰り返しますが、Fはあくまで鉄欠乏予防のため開発された離乳期の液状食品(大まかに言えば汁物)に過ぎません。

決して育児用粉ミルクの代替品ではないのに、日本国内ではリーズナブルな価格をウリにして何故か「離乳期の赤ちゃんのためのFeを強化したミルク」として販売されたというのが経緯なのですね。

Fと育児用粉ミルクは、見た目は似ているのに、何故F方がリーズナブルな価格なのか分かりますか?
それは育児用粉ミルクよりも製造方法が簡便で済むためです。
製造ラインの衛生基準も異なります。

成分的にも、例えば亜鉛や銅などの高価な微量元素はFには含まれておりません。
それに対し、脂肪は育児用粉ミルク同様、植物性に置換されていますが、たんぱく質やNa・K・Ca
などの組成は、ほぼ牛乳に近い状態です。
確かにFeは多めに含まれています。
とは言っても、育児用粉ミルクの1.3倍程度なので、キャッチコピーから受ける印象よりはぐっと少ないですな。

そもそも、育児用粉ミルクやFのFeは、母乳のFeとは異なり吸収率が悪いので、多めに含有されているだけですし、吸収率を高めるためにビタミンCも添加されています。

過去記事にもありますように、アメリカ小児科学会でも、日本小児栄養消化器病科学会でも、もちろん『授乳・離乳の支援ガイド』(By厚生労働省作成)でも、乳児期の栄養法つぃての必要性は認めないといった主旨の宣言をしたり、コメントすらしていないという扱いのものです。

完ミや混合栄養の赤ちゃんであっても、わざわざ切り替える必要性は全くありません。
それどころか、Fe臭を嫌って頑として飲まない赤ちゃんや、飲むには飲むが下痢が止まらなくなる赤ちゃんもおられます。
赤ちゃんの内臓機能はまだまだ未熟なので、消化吸収するにも負担が大きいのですね。

価格はリーズナブルでも赤ちゃんのカラダには如何なものか?というものですから、あげないでくださいね。

2013年3月10日 (日)

9ヶ月になれば、フォローアップミルクをあげたらよいと言われた。

「おっぱいは段々に栄養が無くなるから、(特に離乳食の進みがゆっくりで少食ちゃん&小粒ちゃんである場合)すっぱり止めてフォローアップミルク(以下F)を飲ませるようにという指導をされる医療者が未だにちらほら居られ、SOLANINはとても困っています。

お母さん方も「育児用粉ミルクよりもお値段が安いから。」「牛乳はまだ飲めないから。」と、切り替えようとする方がおられるようですが・・・ちょっと待ってください!
おっぱいの栄養価は9ヶ月どころか1歳を過ぎてもほとんど変化しません。

若干(ほんとに若干です)たんぱく質が低下してくるということも言われはしますが、本来月齢が進めばそれなりに離乳食が進みますし、おっぱいはやがて栄養の主体をお食事に譲り、最終的には卒乳していくものですからね。
おっぱいを断乳してFをあげたら良く育つ・・・というものではありません。
過去記事にも書いていますが、タンパク質と塩分がかなり多く消化吸収するのに赤ちゃんのカラダに負担がかかります。
わざわざおっぱいを断乳して、Fをたくさん飲ませても、多少体重は増えても離乳食は進まずということも無きにしも非ずですから、それっておかしいですよね?

『授乳・離乳の支援ガイド』にも、”母乳または育児用粉ミルク”という表記はありますが、”F”という単語は全く出てきませんよ。

そもそも、FAO/WHOが1988年に出した国際規格では「離乳期の乳児の食物の液状部分として使用するための食品」と定義されています。
(ちなみに育児用粉ミルクは「母乳代替品」と定義されています。)
決してF=育児用粉ミルクの一種(≒大きくなった赤ちゃん用のミルク)というわけではないのです。

但し、日本国内では、粉ミルクの一種として認可されたという歴史があり、うやむやのうちに、使用されているのが現状です。
なので、お母さんも母乳育児に理解のない医療者も混乱しちゃうんですね。混合栄養・完ミの赤ちゃんであっても、本来、切り替えるモノではないことを理解してください。

追記:入園される乳児に勧められる(ウチでは飲ませています的な・・・)保育園もあるようですが、それこそFはミルクアレルギーの赤ちゃんは摂取不可能なモノですし、お母さん自身が納得できないモノを与える権利は無いと思います。「Fを飲ませるのはお断りしたいです。ウチはみなさんがFを飲まれる時はお茶で結構です。」とお願いされているお母さんもいらっしゃるようですから、話の運び方次第ではないでしょうか?(2013年7月10日)

2013年3月 9日 (土)

フォローアップミルクは与えないでね

のっけから、乳業メーカーさんに物言いを付けさせていただきます。

フォローアップミルク(長いので以下Fと表記します。)を乳児期の子供に与える必要は全くありません。
「ウソでしょ?9ヶ月からって書いてあるし・・・」と思った貴女。

1990年に日本小児栄養消化器病科学会が宣言を出しています。
アメリカでも1989年に小児科学会栄養委員会が同じ内容の声明を発表しています。

の栄養成分表を見た事がありますか?
Fはおっぱいや育児用粉ミルクよりも、ミネラルやたんぱく質はとても多く含まれています。
『それって、栄養があるってことじゃん!SOLANINってば寝惚けてるんじゃないの?』なぁんて言わないでね。
ぱっと見は栄養価が高くスグレモノっぽい。
でもね、殆ど牛乳に等しいレベルと言っても過言ではないのよ。(脂肪分は植物性に置換していますがね。)
しかもお値段は、育児用粉ミルクの半額以下(メーカーを問わないなら&セールなら1/3ってことも!)
まだデフレ脱却しきっていない昨今、ついついフラフラっと、乗り換えそうになっちゃうって?
そんなのダメですって!

だってね、Fは赤ちゃんの消化・吸収・分解には長時間を要するのです。
それは内臓への負担が大きいってことです。
ハッキリ申しましょう。
必要ナシというよりも、赤ちゃんのカラダに良くありません。
聞いたことありませんか?「Fに切り替えたら、赤ちゃんが下痢するようになった。」って。
ミルクと名づけられていますが、Fは食品なのです。

1995年に発表された”改定離乳の基本 ”も一昨年発表された、”授乳・離乳の支援ガイド”にもフォローアップミルクのフォの字すら、書いてないのですよ。

おっぱいだけでなく、混合、完ミの方を問わず、不要です。
切り替える必要はナシです。

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