臨月での死産後、上の子がおっぱい星人になった。
<ご相談内容>
はじめまして。
1人目の時は、SOLANINさんの著作とこちらのブログの記事にずいぶん助けていただきました。
今回、どこで相談していいものかわからず、コメントとして送らせて頂きます。
送信先が違っていれば、ご容赦ください。
2週間前に、2人目の子を死産しました。
心待ちにしていた臨月に入った日の明け方、大量に破水し大急ぎで産院へ到着しましたが、先生にエコーで確認していただいている間に心臓が止まり、その後陣痛が来て分娩しました。
産院ではほんとうにあたたかい対応をしていただき、1泊して退院しました。
退院時、産院で相談し、まだ卒乳していない2歳の上の子に母乳を飲んでもらうことになり、おっぱいを止める薬は処方されませんでした。(漢方薬を飲んでいます。)
SOLANINさんの記事を参考に、子どもが保育所に行っている間は、冷やして、おにぎり搾りで搾乳し、お供えしています。
子どもは、先生や助産師からも「おっぱい飲んでね!」と言ってもらったこともあり、喜んで飲んでくれますが、最近食欲が落ち気味&おっぱい星人に戻っています。
このまま現状維持でいいものか、教えていただければ幸いです。
上の子がいてくれるおかげで、なんとか日常生活を送っています。
「赤ちゃんはお母さんのおなかに宿るだけで満足されたのかもしれません。」
が、心の中にすとんと入ってきました。
そうであってくれたらいいなと願っています。
<SOLANINの回答>
臨月に入られてからの突然の死産、本当にお悔やみ申し上げます。
出産によるホルモンバランスの変動やメンタル面でのダメージなど、受け止めきれないくらいの大きな変化の渦中だとお察しします。
相談者さんのお気持ちの辛さに寄り添ってくれるグリーフケア(最近はペリネイタルロスケアといいますね)のしっかりした産院でのご出産だったのがせめてもの救いだったのですね。
辛いお気持ちの中で、お空に還られた赤ちゃんへのお供をされることは、きっとよいご供養になると確信しています。
さて、相談者さんは、最近おっぱい星人に戻られた上の子さんへの対応が、「これでいいのか?」と、気になさっていらっしゃるようですが、それは理由があるのですよ。
1つめは、上の子さんは上の子さんなりにお母さんの悲しみや不安を感じていて、ただただお母さんが心配だから傍に居てくっついて慰めたいのです。
2つめは、そんなお母さんにシンクロしているため、おっぱいを飲むことで自分の気持ちを落ち着けようとしているのです。
3つめは、お母さんのカラダを回復させようとしてくれているのです。
10ヶ月かかって変化したカラダが元に戻るのに2ヶ月はかかることはご存知ですよね?
今回は死産だったから、退院も早くなったから、意識が薄いかもしれませんが、上の子さんがおっぱいを飲んでくれることは、お空に還られた赤ちゃんが出来なかったこと=相談者さんの子宮復古を促進すること・・・を代行してくれているのです。(多分、こういう発想をする助産師は世間一般ではあまり存在しないと思いますが、SOLANINは昔からそう考えています。)
相談者さんのお気持ちが癒えるのは直ぐには難しいように、カラダが戻るのにも月日が掛かるのですから、今はあるがままを受け入れては如何でしょうか?