健常新生児なのに搾乳を続ける大変さ
母乳分泌は充分だったとしても、赤ちゃんが直母力の3要素(パワー・スタミナ・テクニック)が整っていないため、搾乳を余儀なくされることがあります。入院中は助産師や看護師さんが手伝ってくれる病産院もあるかもしれませんが、退院後は自分ひとりでしなくてはなりません。それでも、旦那さんが育休取得して家事全般をこなしてくれたり、里帰りで実母さんに甘えられえるのであれば、努力は必要ですができなくはないでしょう。
しかし、家事も育児もワンオペだったり、旦那さんや実母さんの理解や協力不足だったりすると、退院されてから母乳育児を続けることがとてもつらくなるようです。
現実問題として、真横で赤ちゃんの啼泣を聞きながら、一日何回も搾乳するのはメンタル的にしんどいと思います。搾乳しようとするタイミングで、赤ちゃんが眠ってくれるとは限らないですから。
少しでも負担を減らすのであれば、価格的にはお高いですが、搾乳器を電動にするのもいいかと思います。一部の助産師は、「電動でも手動でも、搾乳器を使うと乳房トラブルになりやすいし、そこまで行かなくても乳腺組織にダメージが蓄積するから使うのは止めよう!」とか、「手搾りこそ愛情。」(←SOLANINがめっちゃ嫌いなフレーズです。根拠不明やん?赤ちゃんのお母さんが腱鞘炎になって、搾乳器すらドクターストップになったら責任取れませんよ!)とか、聞かされるかもしれませんが、そこはスルーしてもいいと思います。
現場が忙し過ぎて、みっちり授乳介助をしてあげられないことも一因かもしれません。
言い方悪いかもですが、助産師に乳房コンディションを整える時間も技術もないのかもしれません。
入院中にもう少しお手伝いしてあげられたら、1回直母量が増えて1回搾乳量が減らせたり、搾乳を続ける期間が短縮できるんじゃないかなと思う今日此頃です。