☆おっぱいのコンディション

2015年12月 3日 (木)

やはり、片側授乳はお勧めできません。

BFHやそれに準じる母乳育児推進病産院でご出産された方であれば、よ~くご存知のことですが、1回の授乳に左右両方から授乳しましょうって指導されたと思います。
理由は幾つかありますが、新生児のスタミナは片側をとことん飲ませるやり方では、反対側を同等に飲んでくれるとは限らないからです。

仮に片側はガッツリ飲んでくれたとしましょう。
良かったですね~。
でも、その段階で新生児が眠りこけてしまい、反対側を全くといっていいくらい飲んでくれなかったらどうなるでしょうか?
残った反対側はパンパンのままですね。
時間の経過とともにもっとパンパンになっちゃうことは、子どもにだって分かる理屈です。
下手すると5時間くらい飲ませていないことになっちゃうことも有り得ますよね。

困るのは誰でしょう?
言わずもがなですが、お母さん自身ですよね。

片側授乳を推奨される方たちは色々仰います。
「カロリーの高い後乳まで飲ませた方が、赤ちゃんの発育ペースがアップすることが期待できる。」
うう~む。
まぁ、それはそうなのでしょうが、それはどちらかと言えば、消化吸収能力が未熟or胃の容量がまだまだ小さいであろうNICUの新生児には適用かなぁと。
でも、そうではない健常新生児にそこまでしなくちゃいけませんかね?

例えば、「産褥早期にありがちな分泌過多を抑制するには、FIL(乳汁分泌抑制因子)を発現させることが期待できるから妥当な対応である。」
うう~む。
おっぱいが左右でダンチになっちゃって、授乳の度にモグラ叩き状態になるって、心身共にかなりしんどい状態ですが。
そもそも、片側授乳を励行して、乳房内に長時間乳汁が貯留していると、FILが活躍(?)する前にうっ滞性乳腺炎のリスクが高まりますが。
それはどこかに置いとくのでしょうか?(汗)

1回の授乳で片側授乳されてるお母さんに遭遇した日にゃあ、大抵「あらら?どうなっちゃってるの?」と、早急な軌道修正をしなくちゃならないことが殆どです。
無事だったことなんて・・・数えるほどしかないですよ。
そういう現場の状況をご存知ない偉い方が、片側授乳の理論武装しているだけじゃないかと思えて仕方がない今日此頃です。


2015年11月11日 (水)

乳質が悪くなるから早急に断乳すべき?(10ヶ月)

<ご相談内容>
SOLANINさんはじめまして!
10ヶ月の男の子を育児中の母親です。
いつも為になるブログありがとうございます☆

息子は生後4日で乳頭混乱になり、5日目から母乳のみでなんとかここまできました。
初めは母乳がなかなか出ず体重もあまり増えず悩み、母乳量が増えてきたら頻繁に詰まってしまい悩み、頻繁に詰まっていたおっぱいを嫌がられるようになり悩み、現在は歯が8本生えてきてたまに痛みはあるもののやっと安定した母乳育児を楽しめていた矢先、4日前からストライキが始まってしまいました…。
3時間毎に搾乳し、コップで飲ませたり離乳食に入れたりしているのですが、おっぱいをくわえさせようとしても仰け反って嫌がるか口に入れても噛まれるかのどちらかで全く吸ってもらえません。
初めての搾乳でなかなかうまくいかず、少しつまりぎみだったので、昨日以前からお世話になっているO式のマッサージに行き相談したところ、搾乳では母乳の質がどんどん落ちて不味くなるから益々吸わなくなるため、あと3日飲まなかったら断乳に向けて処置をした方がいいとすすめられました。
しかし、まだまだ母乳育児をする気マンマンだった私はなかなか諦めきれず悩んでいます。
もし息子が飲みたくなったとき、出ないのはかわいそうなのではないか、何か原因があるとしてそれはそのまま放っておいては良くないんじゃないか、かといっていつまで搾乳だけでおっぱいは維持できるのかと。
ストライキの始まる2日前に熱をだし、ちょうどストライキが始まった頃から喉の調子が悪そうで今も鼻水や咳が出ているので、その影響なのかなと思うので、少なくとも息子が全快になるまでは待ちたいのです。
1ヶ月後には保育園に入園の予定なので、どちらにしても昼間の授乳は出来なくなるのですが、このままストライキがなかなか終わらない場合、おっぱいや息子の事を総合的に考えてどのくらいまで搾乳を続けていくのが良いのでしょうか。
おっぱいを吸ってくれるよう言い聞かせをし、寝入りを襲ったりもしましたが全く効果はなく、拒否されたことで凹んでしまいました。
息子は現在息子が3回食で、おっぱいを飲まなくなってから以前よりは食べる量が増えてきていると思います。
長文失礼致しました。
アドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願い致します!

<SOLANINの回答>
まずは、これまで幾つもの困難を乗り越えておっぱいライフを継続されていた相談者さんに敬意を表します。
10ヶ月で3回食に進んでおられるお坊ちゃんが、哺乳ストライキの疑いなのですね。(汗)

かねてからO 式のセンセイとお顔繋ぎが出来ていらして、「困った時こそ助け船を!」と思って受診されたのに、逆に断乳に向けた処置を勧められたのですね。
確かにO式は、母乳育児をするにあたり、乳質を優先順位の高いところに掲げていらっしゃいますからね。
なので、相談者さんが「搾乳で・・・」と仰れば、「乳質が・・・」とお返事されたのですね。(涙)
ふ~む。
ちょっと話が逸れますが、搾乳を与えることが乳質的にもっての他なのであれば、NICU在籍中の未熟児さんに搾母や冷凍母乳を届けていらっしゃる方たちはどうなるんだろう?と思ってしまいました。(そのあたりにどんな違いがあるのかは、SOLANINはO式ではないので、よく分かりません。)
そんなに乳質乳質って仰るならば、困っていらっしゃる相談者さんのために、乳質を良くする治療手技を実施されたり、食事摂取内容を指導されるのが妥当な対応だと思いますが、そういう対応はなさらないのね。(困)
また、乳質が原因で哺乳ストライキになられたのであれば、それらを改善されたら理論的には哺乳ストライキは改善に向かうということになりますよね?
でも、そうじゃなくて断乳なんですね。
それは穿った見方かもしれませんが、乳質だけが哺乳ストライキの原因だとは限らないことを示唆しているのではないでしょうか?

仮の話ですが、相談者さんのお坊ちゃんが本当の哺乳ストライキであれば、SOLANINの経験から鑑みると、程度の差はありますが、長くて1ヶ月までに決着が付くと思います。
この月齢で搾母継続され分泌の維持をされるおつもりであれば、そのくらいの期間ではないかと存じます。
ただ、離乳食が進んでいる様子からすると、もしかしたら早めの自然卒乳かもしれない印象もあります。(汗)

2015年9月23日 (水)

乳管洞がやたらと深いと仕方がないことがある。その2

IBCLCなどの見解では、乳管洞という部位は存在しない・・・ということはずっと前からSOLANINも知ってはいます。

でも、実際に、乳管洞としか表現しようがない案件があります。
当ブログでは過去記事でスウィートスポットという造語をしたことがあるので、それを使いますね。

さて、そのスウィートスポットですが、ここがやたらと深いと、乳汁分泌も乳管開通も中等度以上に良好であったとしても、なかなか搾乳器が使えないことがあります。
困るのは、赤ちゃんがNICU入りされた場合、搾乳や冷凍母乳を持参してあげなくちゃなりませんが、手搾りするしかないことです。(涙)
逆に、手動搾乳器のメ○ラ社のハ○モ○ーや、国産のP社、K社などの搾乳器が使えれば乳管洞の深さは普通だといえます。
同様に、電動搾乳器を使用しても雫程度しか出て来ないのに、手搾りすればジャンジャン搾れるのであれば、スウィートスポットが深いのは確定でしょう。(汗)

現段階では、スウィートスポットを浅くすることは不可能ですので、長期の搾乳ライフで手首をやられないよう、労わりながら搾乳するしかありません。
湿布を貼ったり、左右の手を均等に使うとか、両手搾りで時短を図るとか、サポーターやサムガードを嵌めるとか・・・になるかと存じます。

2015年9月21日 (月)

乳管洞がやたらと深いと仕方がないことがある。その1

IBCLCなどの見解では、乳管洞という部位は存在しない・・・ということはずっと前からSOLANINも知ってはいます。

でも、実際に、乳管洞としか表現しようがない案件があります。
当ブログでは過去記事でスウィートスポットという造語をしたことがあるので、それを使いますね。

さて、そのスウィートスポットですが、ここがやたらと深いと、乳汁分泌も乳管開通も中等度以上に良好であったとしても、なかなか直母が量にならないことがあります。
たまたま乳汁生成第2期くらいのてんやわんやな段階で、元来分泌過多の場合は、ダラダラ出てくる乳汁を新生児が舐めるだけorゴックンするだけで量になっちゃうこともありますが・・・
これは誰が悪いというものではなく、たまたまそうであれば、赤ちゃんの成長待ちをするしかないので、辛いでしょうが、地道にC-ホールドしたり、適宜搾乳(搾乳が取れない場合はミルク)の補足をしてやってください。

2015年7月17日 (金)

「おっぱい作りすぎ!」と言われました。

<ご相談内容>
はじめまして。
私は乳腺炎なりかけで、「おっぱい作りすぎ!」と、助産師さんに言われてしまいました。
セージを摂取したら楽になれるでしょうか…。
ガラケーでさかのぼって見ており、話題、既出でしたらすみません。

<SOLANINの回答>
~授乳中に摂取しない方がいいハーブ「セージ」~という過去記事に上記コメントがついていました。
所謂、分泌過多のお母さんにしてみたら、助産師からそういう指摘をされたら、「じゃあ一体どうすればいいの?」って思っちゃいますよね?
恐らくそう思いながら、検索掛けて当ブログに辿り着かれたのでしょうね。

ひとくちに分泌過多といってもレベルも様々ですし、赤ちゃんの哺乳力との相対的事情(つまりは、キャラ的に眠り王子・眠り姫系であることや、赤ちゃんの飲み方がやや下手っぴちゃんetc・・・)により乳腺炎になりかけたりということもあるかもしれませんね。
さて、分泌抑制のためにセージを摂取するのは、決して悪くないと思います。
分泌増量を図りたいお母さんには「セージの摂取は避けてください!」って申しているわけですから。
セージを摂取した途端に乳房緊満が一気にラクになる・・・までは期待値大き過ぎですが。(それではハーブではなく劇薬になっちゃいますよね?)

それより、気になるのは、相談者さんに対応した助産師の言動。
「おっぱい作りすぎ!」は事実でしょうし、乳腺炎になりかけたことも事実でしょう。
であれば、「この先どうしたらいいのか?」までをお話するのが、お代金を頂戴して対処した者の最低限の務めだと思います。
乳房マッサージして、自分の言いたいこと(?)だけ言って、ハイお仕舞い!じゃあ助産師としては片手落ちですな。
仮の話ですが、相談者さんに対応した助産師が、毎日次々来られるお母さんの対応をしなくちゃならない超多忙な売れっ子助産師だったとしても・・・です。
説明に割く時間が無いならor口下手なら、文書化してお配りすることだって出来ますし、ニュースレターを発行するという方法もあります。
助産院でも母乳外来でも、お母さんへの充分な説明は、欠かせないことです。

2015年1月 1日 (木)

冷えが強いと、おっぱいが硬くなる。

年が明けて、寒さが増してきましたね。
今日SOLANINの住むまちでは、雪が降りました。
午前中は快晴だったのに、午後になりふと外をみたら一気に白一色ですわ。

このように寒い時期は、元々冷え性な方は勿論のこと、そうではない方も冷え易くなります。
末梢の冷えは仕方ないと諦めていませんか?
それはいけませんぞ。
暖かいお部屋で過ごし、決して水仕事をした直後でもないのに手足の指先が冷たくなり、感覚が変になるのは立派な冷えです。
そのくらい酷く冷えると、乳房の血液循環も悪くなり乳房が硬くなり易いです。
乳房が硬いと、赤ちゃんはおっぱいが飲み辛くなるのよね。
それまで何ともなかったのに、急に乳腺炎になることもありますから。
新年早々、助産院や母乳外来のお世話になるようなヤバいことは誰だって避けたいでしょう?

あっ、でも難しいことはしなくてもいいですよ。
応急処置としては、靴下を二重履きしたり、足裏や仙骨付近にカイロを貼ったり(←低温やけど注意!)、足湯をしたり、ストーブやファンヒーターで手を擦りながらあぶったり、肩回しの体操(←きっと、いつもより肩凝りが強いと思われます。)をしましょう。
冷えが改善してくると、おっぱいの硬さって和らぎますよ。
赤ちゃんもおっぱいを飲み易くなるし、助かります。
乳腺炎になられても早く治るし、いいこといっぱいです。
手先の冷えの改善の目安は、寝ぐずりで手の温かい赤ちゃんとイーブンなくらいにお母さんの手が温かいかどうか?です。(笑)

2014年9月 3日 (水)

残暑厳しいですが、冷えに注意!

先日の記事にも書きましたが、エアコンの効いていない部屋でうたた寝した友人の高校生のお嬢さんが熱中症になりました。
もちろん、湿度が低くて、エアコン無しでも涼しいお家もあるかと思いますが、一般的には9月に入っても暑さはなんら変わる気配がありません。
体調を崩しては大変ですから、エアコンは上手に使ってくださればいいと思いますが、一つだけ気を付けていただきたいのは、どんなにエアコンが進化しても冷えた空気は最終的には床や畳などの下の方に集まってしまうのですね。

 

足からの冷えを侮ってはいけません。
エアコンの効いた室内で素足だと、テキメンに冷えます。
しかも、暑さにかまけて、露出過多の服装になっていませんか?
一分丈の短いパンツや肩丸出しのキャミソール・ユ○ク○のブラトップ等で、家の中で過ごしていませんか?
しかもカラダを冷やすものばかり食べ続けていませんか?
冷たいそうめんのように、喉越しはいいけど、噛まずに食べられるものに偏重していませんか?
このような条件が重なって、暑さや疲れと相まって、乳房にしこりができたり、熱発したりというお母さんが,SOLANINの勤務先の母乳外来受診者にも増えています。
服装面での対策は、エアコン使用時は露出過多を避けることです。
どうしてもの場合、上半身は目をつぶりますが、下半身は靴下必須です。
パンツ丈も足首までの長さが理想的です。

 

色気が無いと旦那さんが厭がるかもしれないけれど、寝る時は妊婦さんが使うような綿素材の腹巻きがいいです。

2014年8月17日 (日)

ヘルパンギーナのため搾乳中。

<ご相談内容>
SOLANINさんこんにちは!
お聞きしたいことがあります。
現在10ヶ月の我が子がヘルパンギーナに罹ってしまいました。
お口の中は潰瘍だらけで直母を痛がって全くできません。
一応3回食に進んでいますが、栄養的にはおっぱい7に対し離乳食は3の割合なので、おっぱいが飲めないと死活問題なのです。
現在は食べられるものも限られているので、ひとまずは搾母をコップであげています。
コップからだったら飲めます。
現在我が子の体重は8㎏ちょいで、ヘルパンギーナに罹る前の直母回数は9回/日でした。

元々分泌過多なので、搾り過ぎて張り返しが来たら困るので、搾母は60ml×8回/日にしていたのですが、搾乳開始2日半で、乳房にしこりが出来て、熱感もあり、おっぱいトラブルの予感がします。
どうしたらいいのでしょうか?

<SOLANINの回答>
まずは、ヘルパンギーナお見舞い申し上げます。
お子さんのお口の中、さぞかし痛かろうとお察しします。
哺乳ストライキになるリスクがある中で、コップでの授乳を受け入れてくれて、助かりましたね。
ヘルパンギーナのせいで卒乳になったら、悲しいですものね。

さて、相談者さんは搾乳をしていらっしゃいますが、ううむ、それでは少な過ぎですよ。
こういう場合、相談者さんのお子さんであれば、80ml×8回/日くらいは必要です。
おっぱいの対処は,ジャガイモ湿布をしつつ、搾母の1回量を増量することで、対処してください。
おっぱいトラブルは回避できると思いますよ。

2014年8月 3日 (日)

乳房がパーンと張ってきた♪

産後3日ほど経過して、乳房がパーンと張ってきたら、ほとんどのお母さんは、「これでおっぱい分泌の起動スイッチが入ったから、沢山飲めるようになる筈だぞ。」と期待されます。
乳房が硬くなればなるほど、その想いは強くなるようです。

うう~ん。
ところが、実はそうでもないのですよね。(汗)
逆にパーンと張れば、以下のいずれかの状態に陥りがちです。
①滑ってばかりでまともに飲めないから怒りまくる。
②硬すぎて飲めないからくたびれて眠ってしまう。
③どうにか飲めてもダダ漏れなのでむせてしまう。
④浅飲みになるので乳頭損傷が形成される。
⑤乳房のうっ積とうっ滞が混在することになりがちなので尋常じゃないくらい痛過ぎる。
⑥解決していくには、直母前に先ほぐしなどの前準備が必要だから休む時間が減ってしんどくなる。
・・・上記の他にもまだ不都合なことはありますが、この6つだけでもうんざりでしょう。

ほどほどに張ることまで悪いとは申しませんが、パーンと張るお母さんを目の前にすると、「えらいこっちゃ!早う落ち着いてくれへんかな?」と思ってしまいます。
万一急に乳房の張り方が強くなったような気がしたら、担当助産師に、即刻確認してもらいましょう。
必要であれば然るべき対処をしてもらい、深刻化しないようにしていきたいものです。

2014年7月18日 (金)

2010年5月5日付の日経新聞の記事について。

雨風呂時代の読者さんのたらの芽さんから教えていただきました。
以下、記事の要旨を抜粋します。

「出産後入院4日に短縮も」
利点:ベット数不足補う
(2008年に出産可能な病産院は全国に2567施設まで激減している。)
出産後の母子の入院を4日以内に短縮する医療機関が出てきた。中には24時間後に退院させる例もある。
病院からしてみれば、入院期間を短縮することにより、出産の受け入れを1カ月あたり、3割強増やすことができたトコロもあるという。
ただ、早期退院の場合後の母子のフォロー体制整備は不可欠」と病院ではくぎを刺す。
⇒助産師、退院後の支援を拡充「早期
退院母子のフォローアップスキルを磨く修会」を行う。(記事のコメント)
⇒入院日数を短縮すれば、妊産褥婦さんの回転はそりゃあ↑するでしょう。
病産院も儲かるでしょう。
もちろん私だって産婦人科のドクターは減少し、分娩可能施設が集約化していることは充分知っています。
けど、助産師は現状の入院期間をフルに活用し、退院後育児がスムーズにスタート出来るよう(つまり、赤ちゃんを産んだ女性がお母さんとしてひとわたりのことを自分でやっていけるレベルまで育児スキルのアップを図っていくために)ケアや保健指導に取り組んでいるのです。
あのね~、赤ちゃんを産ませたら終わりぢゃないんですよ、産科入院というモノは。
この記事は産婦人科ドクターの視点からしか見ていないねぇ。
助産師は仕事量もマンパワーも現状で手一杯なんですよ。
大多数のお母さんが育児スキル習熟的に無理であろうという段階(3日目)であっても退院日になったらトコロテン式にお母さんを追い出すってことですか?
退院後の支援拡充はアイデアとして良いのですが、何処の助産師がいつその研修会に参加して、退院された母子を家庭訪問してフォローするんですかね?
病産院の助産師は難しいでしょう。
その間、病産院では助産師が一人以上居なくなるのですから、勤務体制的に無理。
地域の開業助産師にフォローしてもらえばいいって?
だったら、開業助産師が居ないエリアはどうするの?(SOLANINのコメント)


懸念:新生児の健康状態の確認が手薄になる。
「早期退院では、黄疸や脱水症状で赤ちゃんの再入院率が高くなる」と言う大学教授(北海道大学の水上教授・日本産婦人科学会ガイドライン作成委員長)もいる。

⇒新生児の生理液体重減少は初産婦さんの赤ちゃんであれば、3日は続くことが殆どです。
おっぱいの立ち上がりには3日間は見ておかなきゃいけません。
赤ちゃんの体重がズルズル減っていて先の見えない時期に退院したいですか?
また、生後3日目ころから黄疸値が高くなってきます。
病的な高ビリルビン血症か否かの診断はは採血しないと判りませんし、測定には専門の機械が必要です。
光線療法等の治療は当然再入院となりますよ。
また、先天的な心疾患の発見は生後2~3日経たないと、兆候すら発見出来ないものもあります。
例えば生後3日目が土日祝日になれば、兆候発見し要精検であっても、マンパワーの関係から精密検査が出来ないと思いますよ。
退院後精密検査のために来院させるのですか?
もし赤ちゃんに万一の場合、自宅では迅速な対応が出来ないのでは?(SOLANINのコメント)

「母子を分離退院の試みも」
母親は4日以内の退院に問題はないが、新生児の健康状態把握には時間をかけるべきだとの意見が根強い。
六甲アイランド病院(神戸市東灘区)は、母子の退院を切り離す独自の試みをしている。母親は産後3日目から退院可能だが、新生児は「健康状態を慎重に見極める必要がある」として、生後5日目以降の退院しか認めない。

⇒分離退院の際の、授乳についてはこの記事には一切書かれていませんでした。
母子を別々に退院させてその間、授乳はどうするのか気になって仕方ありません。
産後入院中に母子同室で頻回授乳しないでどうするんだ・・・、とびっくりしました。

(たらの芽さんのコメント)
⇒今よりも明らかに後退するやり方で、母乳育児は上手くいかないと思います。
母子分離退院を考えている医療者は「母乳育児」なんてハナッから考えたことがないのは明白でしょう。
「母乳育児」を希望しないお母さんだったらいいのか?
でも、赤ちゃんには母乳権(おっぱいを飲む権利)があるんですよ。
赤ちゃんは無視ですか?

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