☆おっぱいの飲み方

2015年10月15日 (木)

妊娠中からしっかりお手入れをしていたのに・・・(涙)

妊婦検診時に、「しっかりお手入れ出来ていますね♪」と、産婦人科外来で褒められるくらい頑張ってケアしたのに、いざ生まれた赤ちゃんが、おっぱいが上手に飲めないタイプであるため、直母だけでは量的に賄えず、搾母やミルクの補足をせざるを得ないことがあります。
陥没乳頭のため乳頭頂に亀裂が入ってしまい、痛くて堪らず搾母増量とか・・・
不本意ながら乳頭保護器を使用せざるを得ないとか・・・
母乳育児をしたいと思っていたお母さんほど、直母が上手く行かないと、悲しくなるでしょうね。

でもね、妊娠中からしっかりお手入れをされていた方は、多少時間が掛かっても、やがて赤ちゃんは直母はできるようになられます。
母乳の分泌量も増えてきます。
赤ちゃんは少しずつ進化されますから、辛いでしょうが、どうかその日まで待っていてあげてくださいね。
辛い時は、当ブログの過去記事を沢山読んでくださいね。
そして、出来れば助産師に対応して貰ってくださいね。

2015年7月13日 (月)

乳首を替えてから直母が下手になりました。(NICU入院中)

<ご相談内容>
直母練習をし始めて2週間になりました(毎日ではありませんが)。
それが、ここ数日哺乳瓶の乳首が変更され、明らかに飲み方が変わりました。
今までは舌が前に出ていたし口も閉じていたのに、舌が引っ込んで口をパクパクさせて飲むようになりました。舌打ちをするような感じです。
直母も、4~8㏄だったところが0㏄です。
乳首変更の理由は「今まで(P社の母○実○®らしいです)のだと飲むのに時間がかかる。 残った母乳を経鼻注入すると、満足感がないのか、すぐに泣くから。」というものでした。
変更後のものは穴も大きく、噛んだだけでドボドボ出る感じです。
明らかに飲み方がおかしくなったので、乳首を元に戻せないか頼んでみましたがNGでした。
まず体重が増えるのが先。増えたら吸啜力もつくので戻してみましょうかと言われました。
数日でこんなに飲み方が下手になったのに、挽回できると思われますか?
また、今私ができることはありますか?

とても小さい子どもなので、命を守ることが優先だと分っています。
でも、いつか直母したいのです。
NICUのスタッフさんは、そこまで母乳育児に熱心ではないので、SOLANINさんならどうお考えかをお聞きしたくメッセージを送らせていただきました。
もしよろしければ、お答えいただければうれしいです。

<SOLANINの回答>
ううむ。
なんて言ったらいいのでしょうか?
スタミナ切れをせず確実に哺乳できるようにするため&鼻注では満足感が得られにくいので、all経口摂取するために乳首変更となったのですね。
理屈としては間違っていないと思われます。

ただ、文面から読み取れなくて困っているのですが、乳首変更とは、母○実○®の乳首から別の社の種類の乳首に変更したということでしょうか?
母○実○®の
乳首は、従来のP社の細口の哺乳瓶に付属していた丸穴の乳首よりもイージ―に哺乳できます。
良く言えば万人向けということでしょうが、その実態は、少なくとも健常新生児で直母による母乳育児を目指していらっしゃる方には避けて頂いた方が無難でしょうねというのが個人的な意見です。

しかし、相談者さんの赤ちゃんはNICUに在籍されていますから、この限りではありませんね。
どの社の何という乳首に変更されたのでしょうか?
もしかして、B社のビー○ス○ーク®乳首ですか?
そうなると、単に哺乳時のスタミナの問題だけではないような気がするし。(汗)
それとも、C社から出ている医家向けのチビッコちゃん向けのピンク色の乳首ですか?
これだと、まだ発売されて年数が少ないレアな乳首なので、現段階ではSOLANINは評価はできません。

そうではなく、古くて使い込んだフニャフニャ状態の母○実○®乳首を当てがわれたということでしょうか?
違っていたら頓珍漢な回答になってしまいますが、今回は後者と仮定してお話させていただきます。
体格的に小さい赤ちゃんの場合、哺乳時のスタミナを期待するのは酷なのが現実です。
しかも、健常新生児と比較して、(一般的に)口蓋が高いですし、ビシャの脂肪床はまだ無いに等しいですし、直母はまだこれからというのが正直なトコロだと思われます。
吸啜スキルを退行させるかのような乳首を使わせられるのは堪ったものではありませんが、元々途中までは母○実○®の乳首で哺乳できるチカラをお持ちなのであれば、そんな『吸い飲み』を咥えるようなフニャフニャ状態の母○実○®の乳首で哺乳させられても、相談者さんの赤ちゃんは、じきに飲んだ気がしなくなる⇒前啼泣が早くなる⇒NICUのスタッフの目論見が崩れる⇒激しい啼泣に根負けする⇒早々に元の乳首に戻される・・・という展開になるのではないかと推察します。
そうなれば、理想的な吸啜スキルを獲得されるのはこれからの段階でいらっしゃる筈なので、修正は可能でしょう。

相談者さんは今、スタッフの方針に不信感を抱いてしまう辛い状況ですね。
我が子の、直母ができるようになるというゴール地点が遠のくような仕打ちをされると焦ってしまうでしょうが、今はしっかり搾乳され、分泌の維持に努められるのが、一番の近道だと思いますよ。
さぁ、気を取り直してくださいね。
お母さんの笑顔をお子さんに見せてあげるためにも!

2014年9月22日 (月)

キョロちゃんだったのに、おっぱい星人に変身!(1歳7ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
我が子は1歳7ヶ月になりました。
年末年始に胃腸炎になったのをキッカケに、おっぱい星人に拍車がかかりました。当時は1歳2ヶ月で、まだあまり言葉も出てなかったのですが、おっぱいが欲しくなると授乳枕を引っ張ってきて「はい!はい!」とアピール。
現在はプラスで「パイ!ちょーだい」と言えるようになりました。
赤ちゃんの頃はキョロちゃんだったのが嘘の様に、ガツガツとがっついてます(笑)。
実は胃腸炎になる前は、授乳回数が1日5回程度に減っていたのですが、今は新生児かと思う程の頻回授乳の日も・・・
まだまだ夜中の授乳もあり、たまにツラくなりますが、寝言で「パイ…」とニヤニヤしながら言うのを聞いたりすると吹き出して、こっちまでニヤニヤしてしまいます(笑)。

また、我が子は卵アレルギーが酷かったので、アレルギー発覚以降、私はずっと卵の除去食をしていました。
幸いなことに最近はアレルギーの数値が下がってきたので、生以外は解除になりました。
我が子はは加工品からゆっくり試す事になりました。
まずは私が食べて授乳しつつ様子を見ながら開始しようと思っています。
やはり加工品とはいえ、いきなり食べさせるのは怖いので。
こんな時もおっぱいを続けていて良かったと思います。
 

<SOLANINからのひとこと>
お子さんがご病気されるとおっぱいが命綱になります。
胃腸炎以降の第二次新生児期か?的な頻回授乳は辛い時もあるかと思います。
でも、新生児の時と違うのは、おっぱいのリアクションがあることです。
長く続けておられたから、「授乳枕引っ張る」も「パイちょーだい!」も「寝言」もあるわけです。
考えてみたらこの1年7ヶ月、お子さんは凄い進歩を遂げておられるです。
早々と断乳なさっていたら、見たり聞いたりできなかったことばかりです。
そのうちおっぱいを飲みながら、「美味しいね~!」と、言ってくれたりして・・・
卵アレルギーも、徐々に克服できそうで、何よりですね。

そうそう、卵の加工品をお母さんが食べてから飲ませるにしても、直接食べさせるにしても、最初の数回のタイミングは平日の明るいうちになさってね。 

万一の際、病院でもスタッフが多い時間帯ならば、迅速な対応をしてもらえますから。(これが夜間休日だと、どうしても何処の病院もスタッフが手薄になることは否めませんからね。)
これからも、おっぱいライフを楽しんでくださいね。

2014年9月20日 (土)

直母の最中怒るのはなぜ?(1ヶ月)

<ご相談内容>
生後2週間目まで、体重増加不良のためミルク補足していました。
1日16回の超頻回直母が効を奏したのか、急に体重増加が改善し、ミルクを止めることが出来ました。
そこまではよかったのですが、完母になってから、赤ちゃんが飲みながら怒るようになったのです。
おっぱいが足りないのか?と心配になり、母乳外来を再受診したものの、前回よりも更に体重増加度はアップして、担当助産師さんに「ここまで充分に完母で育っているのに母乳不足は有り得ないよ。」と笑って言われてしまいました。
でも、飲みながら怒るんです。
おっぱいを口から離して怒って泣くのです。・・・これって一体、何なのでしょうか?

<SOLANINの回答>
相談者さんは、飲みながら泣くと仰いますが、ちょっと違うと思いました。
正確には、おっぱいを飲み⇒一旦休憩(小休止)して⇒乳首を口から離して⇒怒って泣くのでしょう?
 

それはですね~、ミルクの補足を哺乳瓶で行うと、それに慣れてしまい、早飲みになることとは対照的に、おっぱいは一本調子でドバドバ出て来ないから、イライラして待ちきれなくて、怒って泣くのです。
あまりに泣き過ぎる時は、抱っこしてスクワットですよ。
しっかり目を空けている時は、「怒って泣いても出てこないよ。」「自分で頑張って吸いつかないと出てこないよ。」はフツーに言います。
「哺乳瓶でラクラクに吸っていた頃と同じようなわけには行かないのよ。」くらいは指摘してやってください。

2014年9月18日 (木)

果たしてこれは味覚音痴なのでしょうか?(1歳半)

<ご相談内容>
おかげさまで、完母で育った我が子も来月には1歳半になります。
ゴハンももりもり、保育園のクラスでは一番大きいそうです。
もちろん、おっぱい大好きのおっぱい星人ですが、平日は、帰宅後と、お風呂上りと朝の3回授乳です。
たまに、朝がなく20時間ほど空いてしまうこともあります。

が、おチチは別段張ることもなく、トラブルもなく、変わらぬペースでゴッキュンゴッキュンと飲んでいます。
ある日、時間が長く空いた時に不安で搾ってみたことがあります。
出だしは少し悪いし、多少おチチの粘度が高い気がします。
ただ、気になるのが、そんなおチチでもなんら変わらず飲んでくれるということは、我が子は味覚音痴なのでしょうか…(泣)
飲んでくれなきゃ困るんですが、不味くないの?と気になります。
でも、飲んでいる時はとっても嬉しそうで…
普通お子さんはきっと嫌がりますよね…
 

ぜひお聞きしたかったので質問させていただきました!
くだらない質問だったらごめんなさい…

<SOLANINの回答>
さて、授乳間隔が物凄く空いても、どんなおっぱいでも喜んで飲んでくれるのですね。
そのせいで、味覚音痴なのか?と気になるのですね。
うふふ。
あまり知られていないようですが、おっぱい星人には、大まかに分けて、2タイプあります。
おっぱいの味そのものが好きなタイプです。
おっぱいの繊細な味が好きで、おっぱい星人であるお子さんはいらっしゃいます。
不味かったら飲まなくなることが多いです。
でも、もしかしたら、相談者さんのお子さんはそうではないのかもしれません。
味覚音痴というのではないのですが、おっぱいの味そのものというよりも、おっぱいを飲ませてもらうという行為(≒お母さんに抱かれたり、添い乳でくっつくこと)が好きなタイプなのでしょうね。
個人的には、いずれのタイプでもいいのではないかと思います。
もう暫くしたら、言葉がたくさん出るようになってくるでしょう。
もしも、気になるなら、「おっぱいの味はどんな味?」「今日のおっぱいは美味しいですか?」と、聞いてみてはいかがでしょうか?
 

喋るおっぱい星人になられたら、是非ともご一報ください。
その時、どちらのタイプでおっぱい星人なのか、ハッキリするかと思います。

2014年9月17日 (水)

直母のテクニックは様々です。

赤ちゃんの直母のテクニックは生来の器用さに依る天才型の赤ちゃんもいらっしゃいますが、そういう赤ちゃんは客観的に見ても稀です。
私の観察眼(←そんな大層なモノではないですが)の推計では、ほぼ10%ですね。
そして、大抵の赤ちゃんはお母さんとの二人三脚で直母の練習を繰り返し、テクニックを上達される努力型で、概ね80%ってところです。
残り10%がいわゆる下手っぴちゃんですね。
舌小帯短縮症や笑窪ちゃんというように持って生まれた特徴による赤ちゃんも居られれば、出生時に呼吸障害を起こしたり、何らかの感染症でヘナヘナ状態で、直母するチカラが出ないというパターンもあります。

下手っぴちゃんが上達されるまでお付き合いするのは、精神的にかなり辛いでしょうが、もしかしたら「このお母さんだったら、キャラ的に何とか受け止めてくれるかも」と、見込まれたのかもしれませんよ。
SOLANINは、最近つくづくそう思えてなりません。
芯が強い、少々のことは腹を括って対処している・・・という表現がピッタリくるキャラのお母さんの許に、どうも下手っぴちゃんがちょくちょく舞い降りてくるようです。
 

たとえこの記事をお読みのお母さんの赤ちゃんが下手っぴちゃんであっても、根気よく頑張れば直母が出来るようになることは多々ありますから、簡単には諦めないでね。
もちろん、お母さん一人では大変過ぎるし、心が折れそうになるでしょうから、乗り越えていくためには、母乳育児を支援してくれる助産師にフォローしてもらいましょうね。

2014年9月16日 (火)

同じ週数でも吸啜力の男女差を逆転させる要素がある!

一般的に同じくらいの週数で生まれたのであれば、男の子の方が女の子よりも吸啜力は強い傾向にあります。

しかし、例外もあります。
女の子の体重が、かなり大きかった場合です。
兄弟姉妹で、どちらも38週で出産されたお母さんがいらっしゃいます。
上の子は男の子でしたが、小粒ちゃん(生下時体重が2500~2800gくらい)で、大きなお口が開けられなくて、乳首は常にズタボロで、直母が難しかったそうです。
下の子は女の子でしたが、お兄ちゃんよりも体重が数百グラム大きかったら(生下時体重がだいたい3300g以上)、最初からすんなりとおっぱいだけで育てていけたそうです。
もちろん、上の子の時におっぱいで苦労した場合、妊娠中からの乳頭・乳輪ケアに取り組んだり、まだおなかの中に居る頃から、お母さんも無意識のうちに、「おっぱいだけは頼みますよ。」的な語りかけをしていらっしゃることが多く、きちんとお母さんの言いつけを守っているということも考えられますが。

上の子のおっぱいが上手くいかなくても、下の子のおっぱいが上手くいくことは結構あるのですよ。

2014年9月15日 (月)

同じ週数でも同じ体重でも吸啜力に男女差はある!

一般的に同じくらいの週数で生まれたのであれば、男の子の方が女の子よりも吸啜力は強い傾向にあります。
もうひとつ、生下時体重が同じくらいだと、かなり高い確率で、男の子の方が女の子よりも吸啜力は強い傾向にあります。

典型的な実例を挙げます。
兄弟姉妹でどちらも38週で出産されたお母さんがいらっしゃいます。
上の子が女の子で、さほど小粒ちゃんではなかったものの(生下時体重が3000g前後)、何故か上手に吸啜できなかったそうです。
そのため、おっぱいの分泌量も赤ちゃんの哺乳量もなかなか増えなくて、悩ましい想いをされたそうです。
ところが、下の子が同じくらいの体重の男の子であれば、最初からガツガツしていますから、あの悩み苦しんだ日々は何だったのか?という日が、早々にやって来るようなのですね。
 

もちろん、上の子の時におっぱいで苦労した場合、妊娠中からの乳頭・乳輪ケアに取り組んだり、まだおなかの中に居る頃から、お母さんも無意識のうちに、「おっぱいだけは頼みますよ。」的な語りかけをしていらっしゃることが多く、きちんとお母さんの言いつけを守っているということも考えられますが。

の子のおっぱいが上手くいかなくても、下の子のおっぱいが上手くいくことは結構あるのですよ。

2014年9月13日 (土)

直母の時、下口唇がパカパカします。(新生児)

殆どすべての新生児は、まともに直母ができれば、下口唇はピタッと乳房に密着し、こめかみから下顎までダイナミックに動かします。
ところが、下手っぴちゃんの場合、下口唇をパカパカと乳房から浮かせたような動きをしてしまいます。
こめかみから下顎までがほんの少ししか動きません。
そして、下口唇をパカパカと動かす新生児は、大抵の場合、乳頭・乳輪を舌で巻きつけられません。(赤ちゃんの奥地の中に人差し指の第一関節と第二関節の間まで真っ直ぐに入れても、左右からロール状に舌を巻きつけることがありません。)舌は上顎に向かって押し上げるだけのような、丁度カスタネットを下から叩くような動きをします。

こういう場合、どんなに乳頭・乳輪のコンディションが上等であっても、大きなお口を開けてガバッと咥えられても、悲しいくらいに哺乳出来ません。
直母1回量を測っても、せいぜい0~1ケタです。
直母が出来るようになるまでは、トレーニングをしながら口腔機能の発達を待つしかないのです。
手間が掛かりますが、シリンジで搾乳を飲ませたり、止む無く乳頭保護器を使うこともあります。
その場合も、一般的なソフトやハードの保護器ではやはり量になりません。
使うとしたらビー○ス○ーク®というちょっと平べったいカタチのゴムの乳首をお母さんの乳頭に装着してから、(搾乳がスムーズに出来るのであれば)10~30g台の哺乳は可能です。
 

これは経験的なことですが、このようなタイプの下手っぴちゃんの場合、直母が数日のうちに可能になることはほぼ不可能です。
先ずは、搾乳を定期的に行い、分泌の維持と確実な哺乳量を確保しつつ、ビー○ス○ーク®の乳首でコンスタントに飲めるようトレーニングします。
体重増加度に余裕があり、ビー○ス○ーク®の乳首でほぼ毎回、直母1回量が30g台を確保でき、頻回直母ができるのであれば、搾乳での補足を徐々に減らします。
搾乳をゼロにしても体重増加に差支え無い段階になれば、その時初めてビー○ス○ーク®の乳首をはずせるかどうかという段階に到達します。
この段階に到達するのに、順調に行っても1ヶ月くらいは要すると思われます。

お母さんの逸る気持ちは痛いほど分かりますが、焦ったら確実に失敗します。
先日も、2週間健診を前倒しで受診していただいた方がそうでした。
退院時搾乳補足とビー○ス○ーク®の乳首を装着しての直母でどうにかこうにか・・・の段階の新生児のお母さんが、僅か退院後2日目の段階で、「直母出来てると自分なりに判断したのでビー○ス○ーク®の乳首を外しました。搾乳もあげていません。」と自信ありげに仰ったのです。
そんなことは段階的に有り得ない(有ったら奇跡!)ことなので、何と無謀なことをしでかすのだと、私は仰天しました。
案の定、新生児の体重は退院時からハイペースで減少していました。
搾乳補足中止してから、それまで10回以上/日は出ていたおしっこも6回未満/日に急減しています。(おしっこが出ない=哺乳出来ていないかなりヤバい兆候という退院指導は聞いている筈なのに・・・)
受診時、自信ありげに仰った直母1回量は前の哺乳から2時間半も空けたのに5分1クールで2g。
その直後にビー○ス○ーク®の乳首を装着しての直母1回量は5分1クールで12g。
新生児が哺乳後に眠ったのは、充分な哺乳量が確保できたからではなく、疲れ果てたからだったのですね。(泣)
何故今は無理なのかを諄々と説明し、どうにか納得していただいて、次回受診の予約を入れていただきました。
でも、私の説明通りに実行してくれるかしら?(汗)
一抹の不安が残りました。

2014年9月12日 (金)

10ヶ月頃から片方のおっぱいを飲まなくなった。(1歳1ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
今 1歳1ヶ月ですが 10ヶ月頃から右のおっぱいを飲まなくなりました。
寝ぼけている時にあげたり、色々対策をしていましたが左を探します(^_^;)
右を飲むと、「あっ間違った!(◎o◎)」といった感じで左を飲み始めます。
「なんでかなぁ?」と思い、その頃 お風呂のときに何気なく右のおっぱいを搾って味見をしたのです。
そしたら甘じょっぱかったんです(^_^;)(スイカに塩をかけた感じです)
左は薄く甘い優しい味でした☆
もともと右はさし乳で左は張りやすい乳です。
食生活も暴飲暴食とかしないで結構気をつけていたつもりなんですが‥。
右も左も張ったりシコリがあったり痛かったり…トラブルはないのでなんでだろ(笑)って不思議です!
そして、今の右乳はその時よりもっとしょっぱいです”(ノ><)ノ
不思議だったので報告させてもらいました。

<SOLANINからのお返事>
射し乳か溜り乳か、どちらのおっぱいを好むかは、赤ちゃんにより異なります。
片方のおっぱいだけ飲まなくなった理由やきっかけかは、メッセージからだけでは何とも分からないけれど、飲まなくなった方のおっぱい(この場合右乳ですね)は、おっぱい工場操業停止に近付いていますから、分泌量も左乳よりも低下しているでしょうし、性状的にも何となく粘っこい感じになってきていると思います。
つまり、右乳房内のおっぱいが古くなってきているので、味が甘じょっぱい感じに変わってきたのですね。
おっぱいの味に左右差が出てきて、その左右差がお子さんの許容範囲を超えてきたので、右乳を飲んだら、「あっ間違った!(◎o◎)」的なリアクションになったのですね。
許容範囲を超えた味だから飲まないのか?・・・
飲まないから許容範囲を超えた味に変わったのか?・・・
何だか、「鶏が先か?卵が先か?」みたいな話ですが。(汗)

お子さんが喋られるようになれば、一度聞いてみてもいいかと思いますよ。
あと2年くらい先に話かもしれませんが、忘れずに聞いてみてくださいな。

その他のカテゴリー

☆1ヶ月健診以降3ヶ月までの赤ちゃん ☆1歳以降の長期授乳 ☆3ヶ月~離乳食開始迄 ☆SOLANINの日常生活 ☆SOLANINの知恵袋・提案 ☆いわゆるブログ ☆おしっこ・うんち ☆おっぱいとお薬 ☆おっぱいとお食事 ☆おっぱいに関する私見 ☆おっぱいのコンディション ☆おっぱいの神秘 ☆おっぱいの飲み方 ☆おっぱいをあげていればこそのメリット ☆お出かけの時のおっぱいは? ☆お勧めしたい書籍 ☆お母さんとしてのマナー ☆お母さんの体のメンテナンス ☆かつての子育て経験から得た教訓 ☆ねんね関係 ☆タンデム授乳 ☆フォローアップミルクは不要! ☆ベビ待ち・挙児希望関係 ☆ポイントのずれ・デリカシーの無さにげんなり ☆ポジショニングとラッチオン ☆マタニティ&ベビー法律関係 ☆マタニティ&ベビー経済関係 ☆ミルク調乳に関する注意点 ☆モンスターとの対決? ☆リラクテーションは出来る? ☆㌧でもな保健指導&集団健診の実態 ☆乳児の栄養方法の歴史的変遷・風土の違いと問題点 ☆乳房トラブルと対処 ☆乳頭・乳輪トラブルと対処 ☆乳頭保護器・ゴム乳首 ☆乳頭混乱 ☆予防接種・抗体接種 ☆事情があっても倫理的に許せない ☆仕事復帰とおっぱいの両立 ☆体重増加不良に関係する病気 ☆体重増加度関係 ☆兄姉になる上の子の気持ち ☆出生~1ヶ月健診の頃 ☆出産から産褥期に見られる症状 ☆医学的・社会的理由による断乳 ☆医療機関の選び方による違い ☆医療職への素朴な疑問 ☆卒乳後の対処やケアは必要? ☆危険防止に関すること ☆双子の母へのサポート ☆同業他者へのお願い ☆哺乳ストライキ ☆天使ママの心身の調子とメンテナンス ☆妊娠中にしておきたい心と体の準備 ☆妊娠中に行う各種検査の意味 ☆妊娠中に起こり得る病気の治療・マイナートラブルの対処 ☆子どもを褒める ☆幼児の栄養とお食事 ☆幼児の発達段階と目安 ☆授乳回数と間隔 ☆授乳期のお食事 ☆搾乳の分泌維持と活用・冷凍母乳 ☆搾乳補足増減の判断基準 ☆断乳は反対! ☆断乳時のリスクと必要な対処やケア ☆旦那さんや祖父母へのお願い ☆様々な卒乳のかたち ☆歯科・口腔ケア関係 ☆母乳の免疫成分 ☆母乳の栄養成分 ☆母乳分泌のメカニズム ☆母乳分泌・不足感 ☆母乳育児のモチベーション ☆母乳育児の基礎知識 ☆母乳育児の歴史・風土・習慣 ☆母乳育児の知恵袋・こんな時はどうしたら? ☆母乳育児中には避けたいもの ☆母児のための整体 ☆母子感染 ☆混合栄養のお母さんへ ☆産婦人科以外の不調時の対処 ☆産後の心身の調子とメンテナンス ☆直接授乳が困難な赤ちゃん ☆知らないって怖い! ☆育児用品とその評価 ☆胎児が獲得する免疫 ☆胎内記憶・誕生記憶 ☆見くびっちゃいけませんよ! ☆言い聞かせ卒乳中の子どもの心と体 ☆赤ちゃんに行う検査関係 ☆赤ちゃんのスキンケア ☆赤ちゃんの個性 ☆赤ちゃんの哺乳力 ☆赤ちゃんの気持ち ☆赤ちゃんの生活リズムと環境 ☆赤ちゃんの病気予防早期発見と対処法 ☆赤ちゃんの発達段階の目安 ☆赤ちゃんの身体の特徴とケア ☆連絡事項 ☆陣痛から出産まで ☆離乳食開始から1歳までの赤ちゃん ☆離乳食(補完食)・水分摂取 ☆食物アレルギー関係

カテゴリー

2022年2月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: