子どもを褒めるタイミング、その1。
赤ちゃんが生まれると、程度の差はあれ、上の子さんの気持ちはセンシティヴになります。
悪さをすることや暴言を吐くこともあるかもしれません。
一人っ子さんであっても、成長と共に色々やらかしたり、言うことを聞いてくれないせいでイライラが募ったり、声を張り上げてしまうことがあるかもしれません。
このところ、勤務先の母乳外来で長期授乳されているお母さんや赤ちゃんをご出産されて間もない新米兄姉のお母さんから、「叱ることが多過ぎて、褒めるタイミングが分からない。」というお話を聞くことが多いSOLANINです。
「まだ1歳代だから、何を言っても分からないだろう。」
「2歳代だから、何を言ってもイヤイヤ期だからどうにもならない。」
「3歳代だから、反抗期でホントにやりにくい。」
半ば諦めの気持ちを抱きつつも、どうにかしたいのですね。
できるだけ怒鳴らずに穏やかに済ませたい。
でも、悪さをしたら、叱らざるを得ない。
葛藤の日々なのですね。(涙)
まずは、何が良いのか悪いのかの説明は必要です。
ど最初は、お子さんには判断基準が分かりませんから。
その上で悪さをしたら、いきなり声を張り上げたりせずに深呼吸して、できるだけ穏やかに注意して止めさせてください。
怒鳴られ慣れ(?)しているお子さんは、1回目では聞いてくれないことがあります。
でも、ドンマイですよ。
できるだけ穏やかに注意して止めさせる・・・の再チャレンジです。
但し、2回目でも聞いてくれない場合は、強制終了してください。
文句を言ってきても、ゴネても相手にしないでください。
何度か試みると、強制終了しなくても、悪さを止めるようになります。
また、続けざまに悪さをするお子さんであっても、ひとつひとつの悪さには終わりがあることに着目してください。
そして、(ここ重要!)お子さんが悪さを止めた瞬間をキャッチしてください。
止めた瞬間、具体的に何が良かったのか分かるように褒めるのです。
そういうタイミングで具体的に褒める言葉がけって、恐らくされたこと無いんじゃないかな?
「○○は危ないからね。お母さん、心配だったんだよ。あぁよかった。」
「お母さんの言うことを聞いてくれてありがとう。」という風に褒めてあげてくださいな。
どんな手を使ってでも、お母さんに注目されたいのは子ども特有の気持ちですが、声を張り上げられることよりも褒められることにより大きな喜びを感じることは確かですからね。